北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

湯治生活の過ごし方

 こうして、豊富での私と息子の湯治生活がはじまりました。

息子は、朝起きると徒歩で20分ちょっとの小学校へ通い、

4時頃教育委員会のスクールバスを兼ねた車が少学校へ迎いに

行ってくれます。

迎えの車は小学校へ行く前に、私の待つ教員住宅に寄って

私を拾ってくれるので、私は息子の温泉の準備をして車に乗り、

息子の小学校へ寄って、息子と共に温泉に行くのです。

6時半から7時の間に帰りの送迎のバスが来てくれるので、

それまでの時間を、温泉に入ったり学校の宿題をしたりして過ごします。

温泉から帰ると、事前に用意しておいた夕飯を食べ寝るだけ。

温泉に入るととても疲れると言い、8時を過ぎると寝てしまう毎日でした。

 

それにしても、教育委員会のこのバスでの送迎は

本当に助かります。

そうでなければ、車の免許のない私が、

バスの本数が殆ど無いこの地で、

息子を湯治に連れて行くことは無理だったのですから。

 

それから温泉での息子の過ごし方についても、

とても恵まれていると感謝しています。

年齢性別問わず、様々な方との出会いがあって、

沢山の方が話しかけ、気にかけて下さいます。

 

フィリピン出身の女性は息子に英語を教えて下さいました。

羊毛フェルト作家の男性は羊毛フェルトを手ほどきして下さって、

息子は冬休みの宿題に大好きな西武ライオンズのキャラクターを

作りました。

野球好きな人を捕まえては、お風呂場で野球談義をしているらしく、

彼の大好きな西武の秋山の直筆サインを頂いたり、

キャッチボールの相手をして頂いたり。

次男は本を読むのも好きで、大人向けの本も読むので、

本好きの方と本の話が出来るのも嬉しいらしく、

歴史の話も大好き。

 

今日は誰さんが来ていて、こんな話をしたよ!

と、いつも楽しそうに話してくれます。

 

同年代の友達と遊ぶ時間がなかなか持てないのが気がかりですが、

学校での話も楽しそうに話してくれるので

温泉での時間を大切にしながら、

見守って行こうと思います。