北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

ニュー温泉閣ホテルがお勧めなわけ・・・

 

 初めて豊富に湯治に来ようと決めた時、

何も情報がない中、

どこに滞在するのが良いのか、

決めかねていた。

 

 無限にお金があったら、

お金に糸目を付けず、

空いているホテルがあればどこでも良いけれど・・・。

 

 観光旅行と違い、

ある程度長期で滞在しなければ意味がないし、

どの程度の期間の滞在が必要になるののか、

人によって、

また、同じ人でも、時によって違うのだから、

限りある資金の中で

出来るだけ費用を抑えたいと考えるのが当然だと思う。

 

 費用を出来るだけ抑えて、長期滞在したいなら、

前にも紹介した「湯の花荘」か「湯快宿」だろう。

ただし、ここは両者とも自炊型の施設であること、

そして温泉街には商店はないので、

車で町まで買い出しに行かなくてはならないことなどを考えると、

はじめて豊富を訪れる人、もしくは

悪化した状態で訪れる人には

ニュー温泉閣ホテルの湯治プランがお勧めだと思う。

3泊以上の連泊から利用できるプランで、

4泊までは2食付き1泊6500円(11月から5月)

5泊以上は3食付きになって、1泊6000円(同)。

 

 例えば湯快宿では、10日までは1泊2500円で泊まれるけれど、

朝昼晩、自分で食事を用意する手間と材料費を考えたら、

豊富になれるまでの期間、もしくは悪化している間は

温泉閣の湯治プランを利用してみるのは悪くないと思う。

湯快宿には温泉は付いていないので、別途ふれあいセンターなどの

入浴料も必要ですし。

 

 私が考える理想的なプランは、

最初の1週間程、温泉閣に泊まり体を休め、

症状が落ち着いてきて、

自分で身の回りのことをするのが苦痛でなくなったら、

「湯快宿」か「湯の花荘」に長期宿泊する方法。

「湯快宿」にするか「湯の花荘」にするかは、

滞在日数や、滞在時期が月初めか否かによって変わってくる。

 

 ウチの場合は、最初から湯の花荘にしたけれど、

湯治を始めた最初の数日は息子の症状が悪化し、

特に夜中眠れずに苦しんで泣き叫んだのですが、

湯の花荘には温泉はないので、

ふれあいセンターが開く翌日朝まで待たなければなりませんでした。

温泉閣に泊まれば、夜中でも温泉に入れるので、

夜中辛くなったら、いつでも温泉に入れます。

 そこで、それ以降

何度か東京に戻って悪化したした状態で豊富に戻る際には、

町に借りている町営住宅に戻る前に

まず、温泉閣で数泊して、症状が落ち着くのを確認してから

帰るようにしています。

 

 温泉街にはコンビニもレストランもないので、

昼食を食べるには、

ふれあいセンターか温泉閣のレストランで食べるしかなく、

それなので、温泉閣の三食付きのプランは

とても助かります。

 

 そしてもう一つのウリは、

女将さんの人柄。

以前一昨年の地震の時の記事にも書いたのですが、

地震の影響による停電で、温泉に入れなくなってしまった時、

ぬるくても良いなら・・・と、

息子を温泉に入れて下さった時は、

本当に助かりました。

 湯の花荘に滞在していた時も

他の湯治の方から、女将さんの温かいエピソードは

耳に入ってきました。

体調が悪くて、寝たきりで心細い思いをしていた時には

心配して心にかけて頂いたとか・・・。

 

 札幌からはぼろ号という長距離バスで来るなら、

バス停のすぐ目の前が温泉閣なのでとても便利だし、

町まで出るために、送迎もしてくれます。

 

 ホームページを読んだだけでは伝わらない情報もあると思い、

今回は、私の個人的なお勧めの理由を書いてみました。