北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

最近のこと・・・

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  コロナでのふれあいセンター休館中は、

入浴をひかえ、汲んできた温泉水で体を拭いて対応し、

ふれあいセンター開館後は、

部活を優先して、温泉は週に1,2回に減らしていましたが、

大きく悪化することはなく、

本人は「全然平気!」

と言っていました。

 しかし、ここ最近、朝起きると、

膝の裏が痛い、背中が痒い・・・

ということが増えて来て、

見ると、膝の裏が掻き崩して白くなっていました。

豊富に来る以前の状態とは比べ物にならないくらいの些細な掻き傷では

ありますが、

2年近く湯治を続けていてのことなので、

温泉からの卒業の難しさを痛感しています。

 温泉に入っている間は調子が良い。

驚くほどの温泉の効果。

けれど、それでは、息子は一生ここから離れることが出来なくなってしまいます。

 出来れば、高校は選択の幅を広げたいし、

将来は医学部に入って、アトピーを治す医者になりたいと言っている息子。

 成長期の今の時期は、ここでのびのび過ごさせたいけれど・・・。

 

 心配する私に次男は、

「オレはやっぱりアトピーだ!」

と、いきなり大声で宣言し、

「一番思い出したくない記憶は、

朝起きると、腰とパンツが汁でくっついてた時・・・。

どうなってるんだろう?と思って見ると・・・

ジャララララン、ジャララララン、

ジャラララランラン、ジャララララン・・・」

と、世にも奇妙な物語のテーマ曲を歌いながら、

自分のパンツを覗く仕草をしたかと思うと・・・

「ガハハハハ・・・!」

と大声で笑い始めた・・・。

心から楽しそうに・・・。

釣られて私も笑う。長男も笑う。

 

 辛かった思い出が笑い飛ばせるくらいに過去になったのか?

 

 いや・・・

次男が先日言っていた。

「母ちゃん、楽しいから笑うんじゃなくて、

笑うから楽しくなるんだって!」

 

 ここ、笑うとこじゃないよね?

という場面でも、

そういう場面でこそ、

次男は

「ガハハ・・・」

と馬鹿笑いをする。

 

 「母ちゃん笑って!」

と、私の喜びそうな画像を羂索して見せてくれたりする・・・。

 

 次男の生き方は、

私に沢山のことを教えてくれた。

 

 次男のために

今日も沢山笑おう・・・。