北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

乾癬の方の症例

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  去年初めて豊富温泉に湯治にいらして、

湯の花荘で知り合った男性の方の当時の写真です。

彼のご好意で、写真を掲載させて頂きました。

 

 上の写真は、ここへいらした時のもの。

下の写真は、それから1ヶ月半から2ヶ月程経ってからのものだそうです。

 

 はじめて彼に会った時、

その酷い症状を目にして、とても治らないのではないか?

と本気で思ったものです。

彼が居た後には、大量の薄い皮膚のカスが落ちているので、

大量の虫の死骸が落ちているのか?と思ったほどでした。

足を引きずるようにして、トボトボと歩いていらしたのを覚えています。

皮膚を隠すため、夏だと言うのに、長袖長ズボンのジャージ。

今年もやって来た彼は、半袖Tシャツを素敵に着こなしていました。

 

 話によると、

アトピーよりも乾癬の方のほうが、

比較的短期間で効果が出るそうです。

彼のように悪化してしまってからでは、さすがに

月単位での湯治が必用になってしまいますが、

軽いうちなら10日とか2週間くらいでも

効果があるそうです。

 

 ただ、アトピーにしても、乾癬にしても

完治ではないので、元の環境に戻れば、

次第に症状がでてしまう方が多い。

 そのため、一度豊富温泉で症状が良くなった方は、

年に1回から数回、学校や職場の休みを利用しては繰り返し

湯治にいらっしゃいます。

 そして特に症状が重い方たちの中には、

移住という選択をされる方もいるのです。

 

 「この写真を見て、皆、信じるかな?」

間近で見ていた私達ですら、未だに信じられない・・・。

けど、ふれあいセンターで長年働いている方が言っていました。

「私達も不思議なんだけど、、、

ボロボロの状態でやって来た人達が、

温泉に入って暫くすると、

見違えるようになって、スタスタ歩いてるんだよね・・・。」

 

 勿論、全員と言うわけにはいかないし、

効果の程度もあるけれど、

長年色々な治療を試みても改善しなかった人達が、

こうして効果を実感しているという現実が、ここにあるのも事実なのです。