北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

夏休みとアトピーと・・・

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今日から豊富小学校は夏休み。

8月の20日が始業式だから、埼玉の小学校に比べたら

短い夏休みだ。

気温22℃。外は大雨。

来週1週間の天気予報は、雨か雷、時々曇り。

最高気温は24℃となっている。

昼間は少しムシムシするけれど、朝晩は長袖でも寒い。

 

埼玉の夏は、暑いなんて言うのもではなくて、

クーラーが無かったら、

本当に死んでしまうのでは?というレベルだったから、

豊富に、そもそも夏休みって必要?

と思ってしまう。

その分ここは冬休みが長いのだけど、

そっちはもっと長くして欲しい。

 

夏休みの間も平日は湯治のバスが来てくれるので

今日も次男は温泉に出かけた。

夏の期間、ふれあいセンターで小学生には

かき氷が貰えるらしく、

「今日は何味にしようかな?」

と喜んでいたが、一方では

アトピーに悪いかな・・・?」

とちょっと、気にもしている。

 

実はここの所、アトピーの調子が思わしくなくて、

手足の関節の裏を、寝ている間に掻きむしってしまっている。

どうしても痒い時は、ユースキンという痒み止めを使うのだけれど、

最近、その出番が増えているのだ。

今日は背中にも塗って欲しいと言われ、

見ると、少し掻いた跡が残っていた。

 

私からすれば、ここは夏の暑さとは程遠いのだけれど、

次男はほんの僅か汗ばんだだけでも

皮膚が敏感になってしまうようだ。

 

ふれあいセンターで会う湯治の人達も、

やはり悪化していると話す方達が多いように思う。

汗は大敵!

豊富を初めて訪れたのが8月だから、

何だかんだで、もう1年近く湯治をしていることになる。

今回悪化しているとは言っても

ここを訪れた頃の状態からしたら比べようもなく軽い。

とは言え、

このまま一生ここで湯治を続ける訳には行かないと思うと、

温泉に頼らずに状態を維持する方法を探さなければ・・・

と思う。

 

湯治留学を決心した当初は、1年で帰って

東京の中学を受験する可能性も捨てきれずにはいたけれど、

ここの生活に馴染むに連れて

次男は大好きな豊富で中学生活を送る事を決めている。

私もそれを応援したいと考えている。

けれど将来、彼が希望する職業に就くためには、

進学のため、一旦はここを離れなくてはならないのだから。

 

豊富に来て、劇的に肌がきれいになり、

油断した彼は、それまで我慢していたスナック菓子や

アイスクリーム、ジュース類を

好きなだけ摂取するようになっていたけれど、

ここにきて、少し反省し始めた。

やっぱり食べ物も気をつけようと。

 

私は休んでいたどくだみ茶作りを再開。

漢方もまた飲んでみたら?と勧めたが、

これは嫌らしい。

埼玉にいた時、あんなに沢山の漢方を嫌がらずに飲んでいたのは、

よっぽどアトピーが辛かったんだね・・・。

食事も、お肉だけじゃなく、お魚も増やそうと思う。

彼がやりたいことを、やりたい場所で出来るように

なると良いのだけれど・・・。

 

 

話は変わって、昨日は夕方から夜にかけて

小学校の行事があり、親子で参加してきました。

廃校になった庄内小・中学校の元校舎までバスで出かけ、

子供たちが宝探しをしながら

懐中電灯を頼りに探検するというものでした。

とても広くて立派な校舎で、図書室にはまだ本がそのまま残っているし、

歴代の校長先生方の写真が廊下に飾られたままだし、

様々な展示物もそのままでした。

玄関横に張り出されていたお便りがそのままになっていて、

日付を見たら、平成24年。

その年に廃校になったのか・・・。

このあたりには、このように廃校になった学校が、

他にもいくつもあるそうです。

立派な体育館のの壁に掲げられた

「開拓精神で挑む・・・」

というような標語を目にすると、

入植当時の方々の、強い思いが伝わるようで

その分寂しさも感じました。

子供たちは学校探検を楽しんで、大はしゃぎでしたが・・・。