北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

豊富で中学生に・・・

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  小学5年生の秋に、豊富に移住して2年弱の月日が流れ、

次男はここ豊富で、中学生になりました。

 過酷な冬を乗り越えた北の大地では今、色とりどりの花が咲き乱れています。

4時には日が落ちていた冬の日暮れ。昨日は夕方の7時だというのにまだ明るくて

改めて、東京との日照時間の違いに驚かされています。

 次男は、大好きな野球部に入り、放課後の部活を楽しみにしています。

入学早々のコロナの影響で自宅学習となり、6月からやっと始まった部活動。

湯治と部活の両立が出来るか、はじめは少し心配したものの、

1年以上温泉に通い続けた彼の肌の状態はかなり落ち着いているので、

週に1回程温泉に入ってメンテナンスすることで、

今の所十分対応できています。

 

 今日の豊富は曇り空。気温12度。

6月ももう終わりに近づいても、まだまだ寒い日が多く、

外を歩くときはジャンバーが手放せないし、

家では炬燵。

地元の方も、「ストーブを炊いたよ。」

なんて話している。

ふとニュースを見ると、東京では「真夏日」で

熱中症対策の記事が流れていたり・・・。

そういう時、「ああ、遠くに来たんだなあ・・・。」

と、東京からの距離をしみじみ思います。

 

 今だに、初めてのこと、驚かされることも多くて、

距離の長さは習慣の違いにも現れるんだと実感。

どちらが良いとか悪いとかの話ではないけれど、

ここの人たちは、ここの暮らしを大切にして、

楽しみながら暮らしていると感じることが多いです。

 

 今も窓の外では、

色々な鳥のさえずりが・・・。

チチ、チチ、

リリリリリ・・・

チュチュチュチュ・・・

 

 春には山菜取り、

海に川に魚釣り。

畑で採れた野菜のおすそ分け。

道端の珍しい花たち。

ひょっこり顔を出す、北キツネや鹿達。

 

 そんな北の国の大地に育まれ、

次男は豊富で中学生になりました。