北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

雪不足

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 今年の日本は全国的に記録的に雪が少ないようですが、

ここ豊富でも、昨年の冬とは比べ物にならない程、

雪が降りません。

 勿論、流石に日本最北の地、

全然降らないという訳ではないけれど、

毎日のように一日に何回も雪かきするのが当たり前だった

去年と比べると、

今年の豊富の風景はなんだか別の町のようです。

屋根や木々の上には、

春になるまではずっと真っ白な雪。

それが春になってやっと解け始める・・・

はずだったのに・・・。

スキー場も去年末にはオープン出来なくて、

今年になってやっとオープンしたものの、

雪が少ないせいか、ナイターは営業中止だそうです。

 

 生活するには雪が少ないに越したことはない、

と思っていたのですが、

今日地元の方に聞いたところ、

雪の量が極端に少なく、

根雪にならないため、

却って地面の温度が低くなりすぎて

農作物にも影響が出るだろうとのこと。

地面は雪に覆われていた方が、実は温かくて

雪の下で植物の根は春が訪れるのを待っているそうです。

確かに、雪が降らないと言っても、

気温は氷点下10℃近くまで下がっているのだから、

地面の下の植物の根っこは、

凍えて凍りついてしまっていることでしょう。

雪の下で春を待つという「雪ノ下キャベツ」も

今年は食べられないのではないかとのことでした。

この記事を書きながら

ふと外を見ると、

珍しく吹雪いていた雪が、今はもう止んでいます。

気温マイナス8℃。

来週からの天気予報にも、雪マークは出ていません。

マイナス13℃まで下がる予報なのに・・・。

手袋をしても、指先が猛烈に痛い寒さです。

 

北の国に住んでいると、

雪は命に関わる、怖い存在であるけれど、

余りに例年と違いすぎるのも、

何か影響が出ることが心配になってしまいます。