北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

町営住宅に入居が決まった!

 

 豊富に移住しようと決めた当初、

住む場所について教育委員会の方に相談した所、

1年前に湯治留学した方が10月で帰られるので、

その方が住んでいた教員住宅を紹介されました。

家賃も1万円弱。

それなら何とかなる!

と思っていたのですが、

その後、その住宅は翌年の3月には大規模改修のため

引っ越さなくてはならないと言われ、

その前に町営住宅の入居申し込みをしましょう、

と言われたのでした。

それなら初めからそちらに申し込めないのか?

と思ったのですが、町営住宅の募集締め切り、

そして選考結果が分かるのが、10月半ば以降から11月初め頃

ということで、

それまでは教員住宅に住み、選考結果を待たなくてはならない

ということでした。

選考基準は住宅に困窮している度合いの大きい順なので、

おそらく大丈夫だと思いますが、

確実では無いので、もし駄目だったら

また他を探しましょう、と言って下さいました。

ただ、11月には雪が降り出すので、

積もらないうちに引っ越しを終えたいですね、と。

 

また引っ越すことを考えると落ち着かなくて、

荷物もダンボールに入れたままだったりしたので、

早く決まらないかなあ・・・と、

首を長くして待っていたのでした。

 

なので、10月終わり頃に、「入居が決まりました。」と

連絡が入った時には、やった!とホットしました。

急いで保証人の連帯保証の書類や誓約書等を揃え、

保証金を入金し・・・。

ここでちょっと大変だったのは、保証人は

同居の親族以外の2名必要で、印鑑証明まで必要だったこと。

ということは、夫は保証人になれないので、

夫の母親と妹さんにお願いし、それぞれ書類を郵送して

判を押してもらわなくてはならないので、

郵送に時間がかかったりしました。

 

それから入居の手続きにあたって、

お風呂の給湯器のリース代というのが掛るので、

そのための引き落としの手続きも事前にして下さい

と言われました。

教員住宅に越して来た時も同じように、

家賃以外にリース代というのを、ガス屋さんに払って下さいと言われ、

1ヶ月しか住まないのに、初期費用と一月分のリース代がかかり、

これは予想外の出費だったので

ちょっと痛かった思い出です。

給湯器の使用に家賃以外の費用が掛ると言うのは

北海道の習慣なのか、

本州から来た者にはちょっと不思議な制度だと思いました。

町営住宅の家賃は1万円程。

リース代は月5千円程。

結構な割合だと思います。

 

ここで、その後掛る費用の目安について話すと、

私が入居した住宅はオール電化なので、

ガス代はかからず、

電気代と水道代となるのですが、

水道代は都会に比べて割高だと感じます。

人口が少ない分基本料金の負担が大きのでしょう。

電気代は冬場はセントラルヒーティングで

家全体を一定温度に保つため、

基本的に昼も夜も付けっぱなし。

一度スイッチを切ってしまうと起動するのにかえって

電気を食うため、入れっぱなしのほうが

効率がいいとのことです。

とは言えこのセントラルヒィティングだけで賄おうとすると、

月の電気代は5万円程になるらしいとのこと。

そこで我が家は炬燵の出番。

セントラルヒーティングの設定温度は低めに抑えて、

炬燵を活用しました。

 

それから豊富町ではゴミの廃棄は有料なので、

スーパーで有料のゴミ袋を購入して捨てます。

町にはゴミ箱は殆ど無く、ゴミは持ち帰らなくてはなりません。

 

必要なものはネットで買うことが殆どですので、

あとは、東京での生活と変わらないと思います。

 

町営住宅の間取りは、2LDK。

南側に広めのリビングとオープンキッチン。

北側に6畳2間ですが、この2間は扉を開けると

一続きで使えるようなオープンな作りになっていて、

片方の部屋の1面は壁一面が収納になっており、

両方の部屋の壁際には、広い棚が付いているので、

収納は十分。

しかもまだ新しく、

リビングの前はベランダに続く大きなガラス扉。

これが2枚ではなく、4枚開くおしゃれな作りです。

日当たりも風通しもよく、とても気持ちの良い部屋。

 

教員住宅が、とても年季の入った建物で、

内心ビビっていたらしい息子は、

ホットしたようでした。

 

教員住宅も味があって、

それはそれで良かったとは思うのですが・・・。

とは言え、町営住宅の良さは、

何よりも、気密性が良いので温かいということでした。

冬場、教員住宅で過ごしていたら、

寒かっただろうな・・・。