北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

湯治留学制度について

 

ここで、簡単に豊富温泉の湯治留学制度について、説明します。

 

まず、豊富温泉湯治留学移住支援についてです。

 

 

申請の要件は、豊富温泉湯治モニター事業及び湯治留学体験支援事業を経験した方。

  豊富町内の小学校、中学校、高校に通学予定の方。

  医療機関からの意見書のある方。

 

  豊富町に住民票を移し、1年以上居住する方。

 

 支援の期間は、

  町内の小、中、高校に転入した日から3年を限度。

 

 支援の内容は、

  住宅費支援・・・月々の住宅料の2分の1。2万円限度。

         下宿料は、限度額の2万円。

  入浴料・・・湯治対象児童に対し、豊富町ふれあいセンターの使用料免除。

 

豊富温泉湯治留学体験支援とは、

 

  要件として 医療機関からの意見が必要であり、

        体験についてのアンケートが必須です。

 

  期間は14日以上30日以内。

 

  支援内容は、

    交通費支援・・・本人と付添者1人に、自宅等と豊富町間の公共交通機関

            往路又は復路にかかったどちらかの費用支援。

    住居費支援・・・本人と付添人閣1人に、体験期間中に要した実費の

            2分の1を支給。(自炊型宿泊施設に限る。)

    

    生活交通費支援・・本料人と付添人閣1人に、体験期間中生活などのために

            豊富市街から温泉間の往復分のバス乗車料を支給。

    入力料支援・・・本人について、豊富町ふれあいセンターの使用料を

            免除。

 

 

こんなところですが、

   豊富温泉への湯治を検討する際に、体験制度の存在を知っていたら、

   もう少し早く決心出来たのでは?と思います。

   東京から豊富までの私と息子2人分の交通費、宿泊代、入浴料

   その他の費用・・。

   金額が金額なだけに半分で済むというのは、かなり助かります。

 

   私の場合、幸運にもギリギリのタイミングでこの制度を利用することが出来、

   とても助かりました。

   宿泊施設もホテルではなく、湯の花荘を利用していたこと、医療費控除のために

   医療機関から温泉療養指示書をいただいていたことから、スムーズに

   支援が受けられました。

   因みに、この指示書を書いてくださるお医者様がなかなか見つからない

   ようでしたら、大泉学園にある藤沢先生を訪ねれば力になって下さると

   思います。

   先生は、毎年この豊富で開催される豊富温泉フォーラムにいらっしゃって、

   アトピー治療と温泉などについての講演も行っています。

 

   また、この当時留学制度を利用するにあたって、助かったことは、

   費用の支援も然ることながら、教育委員会の方々のとても手厚い支援が

   あったことです。

   転校手続きから、住宅の紹介まで、殆ど手とり足取りして頂きました。

   東京都とは気候も生活様式もなにもかも違った場所に、しかも冬場は

   すっぽりと雪に埋もれる雪国に、いきなり母子二人で飛び込んで、生活を

   始められたのは、教育委員会の方々、小学校の先生方、コンシェルの職員さん、

   ふれあいセンターの方達、湯治で知り合った仲間たち・・・沢山の方々の

   温かい応援があったからです。

   そういった、ここでの体験についても、折々お話して行けたらと思います。

   よろしかったら、お付き合いくださいね・・・。