「夏を振り返る」
今週のお題「夏を振り返る」
夏。夏？夏？
今年は、北海道に移住して初めての夏だった。
去年、初めてここ豊富を訪れたのが８月１５日。
いくら北海道と言っても、８月は夏の盛り。
まだまだ暑さが残っているだろう・・・
そんな期待はあっさり裏切られ、
朝晩は冷え込み、コートが必須。
確か去年泊まっていた湯の花荘では、
８月にストーブ付けていた人もいたなあ・・・。
ここには夏はないのか？
そんな疑問に地元の人が答えてくれた。
「夏はあるよ。だけど、短くて、お盆がすぎればもう
夏は終わりだよ。」
ナルホド、私が訪れた時には、
もう夏は終わっていたのか・・・。
だから、今年が初めての夏だ。
だけど、夏と言っても朝晩は寒いし、
昼間もとうとう長袖しか着なかった。
汗ばむほどの陽気は、数えるほど。
日差しがあっても、大体は心地よい風が吹いて、
夏というより春・・・。
こんな日が続いたら良いのになあ・・・
と思うけど、
短い夏の日はあっという間に過ぎて、
今日は朝一段と冷えた・・・。
そろそろコタツの出番のようだ・・・。
無農薬の新鮮なお野菜！
昨日、知り合いの方から、新鮮なお野菜を頂きました。
「形は悪いけど、無農薬だから・・・。」と。
そういうのが、とても嬉しいのです。
トマトは、次男の大好物。
ズッキーニは炒めるととても美味しい。
きゅうりは塩を振って、丸ごとかじってました。
先日も別の方から、ミニトマトを頂いたところ・・・。
お腹も心も満たされる感じです。
ありがとうございます。
美味しくいただきます・・・。
修学旅行に出発〜白い恋人パークとシャトレーゼキングダムと
今日から息子は修学旅行に出かけています。
朝６時学校に集合。
行き先は札幌。１泊２日。
お天気予報では、豊富も札幌も晴れ。
朝の豊富の気温は９度。寒い・・・。
学校までは、自転車で荷物を載せて、歩いて送って行くつもりでしたが、
近くに住むお友達のお母さんが拾ってくれて、
無事お見送リが出来ました。
５時起きだったので、ついウトウトし、
気がつくと、外は土砂降り・・・。
さっきまで晴れていたのに・・・。
そして朝１０時の今はまた青空。
本当に、ここの天気は変わりやすいです。
息子たちは、今日は北海道神宮と北大博物館へ行き、
シャトレーゼキングダムとう言う、ホテルに宿泊します。
あのお菓子のシャトレーゼのホテルで、
温泉や温水プール、スイーツバイキングなどのあるリゾートホテル。
私も一度泊まってみたいと思っていたところです。
いいなあ・・・。
翌日は、大倉山見学の後、
石屋製菓でお菓子作り体験をすると、楽しみにしていました。
東京にいた時から、我が家皆大好物でした。
白い恋人パークというのがあって、とてもおしゃれな場所なのです。
息子は、お小遣い５０００円で、普段お世話になってるあの人にも、
あの人にも、お土産を買わなくちゃ・・・と、
頭を悩ませていました。
前日には、用意した荷物を何度も確認し、
パソコンで行き先を確認し、
ワクワクしながら・・・
それでも翌日に備えて、早々と布団に入りました。
ホテルで痒くなったらどうしよう・・・
直前まで不安になって呟いてはいたのですが、
「温泉で普段湯治して、大分良くなったんだから大丈夫！
友達と騒いでいたら、気が紛れて忘れちゃうよ。」
と、送り出しました。
夜中手足を掻いても、誰も止める人がいないのが心配ではありますが、
多少悪化して帰って来ても、
温泉のお湯に浸かれば、すぐ回復するでしょう。
金曜日に帰って来て、翌日土曜日は雨の予報。
自転車では行けそうもないので、皆でバスに乗って
温泉に行こうと思っています。
丁度、お世話になった方が、その日の羽幌号で帰るので、
お見送りも出来るし・・・。
もしあのまま埼玉にいたら・・・
とても修学旅行には行けなかったと思います。
５年生の時点から、埼玉の小学校でも、
その事は心配されていたのですが、
私が同行するわけにはいかないし、
本人も、修学旅行に行けないことは悲しんでいたものの、
私と離れて泊まるなんて、とても考えられないようでした。
それが、多少の不安は抱えつつも、
満面の笑顔で、修学旅行へと旅立って行きました。
この地で、確実に思い出を紡ぎ続ける我が子。
明日の彼からの報告が楽しみです。
おしゃべり好きのあの子の口は、
また言葉が溢れ出して止まらないことでしょう。
行列のできるパン屋さん～夢工房のパンにはちゃんとカビが生える！
ここは午前中に売り切れてしまうと評判のパン屋さんなのです。
日曜日と月曜日はお休み。
朝１０時半開店です。
だけど開店前から行列が出来ていて、あっという間に売り切れてしまうのです。
今日朝１０時３０分少し過ぎに着いたら、食パンは既に売り切れてました。
種類が豊富（ほうふ）で、常時８０～１００種類も作るそうですが、
早く行かないと、お目当てのパンは売り切れていたりします。
手作りのパンですから、スーパーで売っている大量生産のパンに
比べれば、お値段は決して安くは無いけれど、
ここのパンは美味しいだけではなく、
ちゃんと、カビが生える！ということ！
最近のパンはカビが生えない。
以前うっかり忘れたパンが１ヶ月程放置されていた時に
一切カビが生えていないことに気づき、
何だか気味が悪くなった。
最近の子供は、カビの生えたパンなんか
見たことも無いのではないか？
だけど、生もので在る以上、カビが生えるのも
腐るのも当然の事。
カビすら生えないパンを、
子供に与え続けて、本当に大丈夫？
目には見えなくても、
すぐに何かが起こるわけでもなくても、
毎日口に入れるもの、
身体の一部となっていくものが、
防腐剤や抗生剤まみれで良いの？
我が家のおチビさんに食べさせるものは、出来るだけ
安全な物を・・・と思い、
朝はご飯にしていたのですが、
本人がパンが良い、とのこと。
私はパン党。おチビもアトピーが悪化する前はパンで
朝食を済ませていたので、やはりパンが食べたいと言う。
自宅ならば、パン焼き機があるので、
小麦からイーストで作ることも出来るけど、
ここで新たに機械まで買うのはちょっと・・・。
と、思い、
夢工房の食パンを買ってみた。
５日目に、ちゃんとカビが生えた！
スーパーの食パンは１斤１００円。
夢工房の食パンは１斤２３０円。
安心して食べられることを思えば、全然高く無いと思う。
そして自分の分はと言えば・・・
老い先短いから別にいいや・・・
と、スーパーのパンを平気で食べていたりする。
親元を離れて～「ねのほし」と言う選択
昨日今日と、珍しく青空が広がっていますが、
ここ豊富では、晴れていると思っても、
あっという間に空が陰ったかと思うと、
いきなり土砂降りが・・・
ということがザラなので、
洗濯物を外に干す時は
いつも空模様を気にしている癖が付きました。
朝晩はもうかなり肌寒いので、そろそろ炬燵を出そうかな・・・
なんて考えていますが、
今日の日中は日差しもそこそこあって
息子は、「暑い！」
と言いながら帰って来ました。
ただし、長袖長ズボンで、スエットの上着まで着ています。
ここではそれが普通。
暑いとは言っても、涼しい風が心地よく、
汗が出るほどではありません。
東京の残暑で疲れている方には、
ぜひここで疲れを癒やして下さい・・・と思うほど。
もっとも、こんな日は年に何回もないし、
あっという間に、寒さがやって来るのだけれど・・・。
息子がここ豊富で湯治を始めて、一年が過ぎ、
ここでの生活にも大分慣れてきました。
肌の状態は、ここへ来た頃とは比べ物にならないくらい
良くなっています。
ここへ来ることを迷っていた頃の私に、
今の事を教えてあげたいと思うほどに・・・。
だからもし、アトピーが悪化して、
ステロイドも効かなくなって、
学校へも通えない・・・
そんな辛い想いをしているお子さんがいたら・・・
状況が許すなら、試してみる価値はあるのではないか
と思うのです。
一ヶ月程、湯治留学のモニター制度を利用するなら、
片道分の旅費と滞在費の半額を豊富町が負担してくれる
制度を利用することが出来るかもしれません。
そうすれば、経済的な負担は、かなり軽くなると思います。
そしてもし、ここの温泉の効果が実感でき、
一年以上の時間をかけて、ゆっくり湯治をしたいと決心したなら、
親子で移住しなくても、
「ねのほし」という施設を利用する方法があるのです。
ここは、平日の朝と夕飯の食事の世話をしてくれる
湯治留学の学生用の寮の様な場所なのですが、
部屋数が五部屋と管理人さん用の部屋のある
綺麗で可愛らしい外観の一軒家です。
湯治留学の制度を利用するなら
2万円の補助をしてもらえるそうです。
アトピーが悪化して、学校へも通えない・・・
そんな辛い状況のお子さんがいたら、
選択肢の一つが増えるだけでも、
救いになるかも知れないと思うのです。
ここを利用する方々が良く仰るのは、
地元に帰ってすぐ悪化してしまうのは辛いけど、
本当に耐えられなくなったら、
ここへ来ればいいと思えるだけで、
救いになると・・・。
勿論すべての方に効果がある訳ではありません。
だけど、豊かな自然と、ゆっくりと流れていく時間。
木々の間で、さえずる鳥たち。
愛らしいキタキツネや時折横切るリスたち。
新鮮な牛乳で作った濃厚なソフトクリーム。
鹿肉のジンギスカンとバーベキュー。
どこまでも広がる大空に会いに
訪れてみたくはありませんか？
今年も湯の花荘でバーベキュー・・・
昨日、台風の影響らしく、
ここ豊富では、今までにないほどの暑さでした。
念のためにと持ってきた半袖の服は、一度も袖を通すことなく
夏が過ぎるのかと思いきや、
夏も終わりというこの時期に初めての出番です。
去年湯の花荘で一緒に過ごした仲間が、
短い期間ではあるけれどまた湯治に来ていて、
昨日は、久々に湯の花荘で、懐かしい仲間とバーベキューを
楽しみました。
ここでバーベキューと言えば
鹿肉のジンギスカン！
そして、炭火で焼いた焼き鳥も、
何とも言えない美味しさでした。
湯の花荘は、温泉街の端っこ。
目の前には広々としたスキー場が広がる。
広い庭で、皆でバトミントンしたり・・・。
古いリヤカーが出てきて、乗ってみたり・・・。
初対面の方とも、
すぐに打ち解けて、他愛もない話は
どこまでも広がっては脱線し・・・。
久々に会った大好きな懐かしい人に、
息子は嬉しくて嬉しくて
今年もまた、後を追いかけ回していました。
「べっぴんの湯」休止へ 源泉枯渇？
今日は朝から土砂降り。
雷が轟き、何回も停電した。
ここは停電が多い。
この家はオール電化だから、停電すると
お湯も沸かせなくなる。
停電と言えば、丁度１年前の震災での事を思い出す。
そしてスマホに、ゾッとするニュースを見つけた。
源泉湧出量が急減し、営業休止となったとのこと。
原因は調査中だが、源泉枯渇なら
早期再開は難しいとのこと。
新たにボーリング工事をするには１億円を超える経費がかかるらしい。
市内唯一の温泉で、東北一の強アルカリ成分が特徴。
もし、ここ豊富温泉の源泉が枯渇したら・・・
若しくは何らかの理由で温泉が出なくなったら・・・。
考えるだけで恐ろしい。
まるきり根拠の無いことでは無いと思う。
実際、地元の人の云うことには、
昔に比べれば、今の温泉は薄くなっているというのだ。
私には、ドロッとした十分に濃いお湯の質だと思うけれど・・・
昔はこんなものでは無かったと・・・。
今の息子にとっては、豊富温泉は最後の頼みの綱。
もし温泉が出ないなんてことになってしまったら・・・
一年前までの、あの辛い日々に逆戻りすることを
想像しただけで恐ろしい！
温泉に依存しすぎることも危険。
ここに来てから湯治の方達が良く口にする言葉だ。
確かにそう思う。
一生ここに居る訳にはいかないし、
ここを離れられなくなってしまう。
けれど、温泉無しで生活するなんて、
今はまだ考えられない。
ここで劇的に状態が良くなった方が、
地元に帰って、それまで通っていた皮膚科に行ったら、
温泉に来るまでの肌の状態を知っていた医師から
とても驚かれて、温泉の名前を知りたいと言われたと言う。
息子のことも、元々の状態を知っている人からは
皆驚かれる。
こうやって書いていても、
恐らく大げさに書いているんじゃないかと
たまたまなんじゃないかと、
その目で見た人以外は信じられないのでは無いかと思う。
それでも、事実だから・・・
もし、今、アトピーや感染などの皮膚疾患で
どんなクスリも効かず、
日常生活が送れないほどに苦しんでいる方がいたら・・・
試してみる価値は在ると思う。
但し、ここは北のはずれ。
本州からは飛行機、札幌からも高速バスで五時間。
時間的にも、費用的にも、簡単に来られる場所ではない。
更に、湯治の効果が現れるには、最低でも一ヶ月はかかる。
最初の悪化した状態からなら２，３ヶ月は必要だと思う。
その間の滞在費、それから仕事や学校を休まなくてはならないこと。
様々なことを考えると、
ここでゆっくり療養出来る程、恵まれた人の方が稀かも知れない。
湯治の効果は永久ではなく、
人にもよるけれど、ここを離れてしばらくすると
戻ってしまう方が多いと言うし。
だからこそ、ここに移住して、仕事をしながら湯治生活を送っている方達も
いる。
皮膚疾患で苦しんでいる人達が、
もっと気軽にこの温泉で湯治できるような方法があればいいのに・・・。
どこでもドアがあって、誰でも簡単にここへ来られたら良いのに・・・。
現在、ここでの湯治のための交通費や入浴料は
医師の診断書を初めに貰えれば医療費控除の対象にはなります。
けれど、それだけではとても足りないと思う。
長期で仕事を休むための療養目的の長期休暇が取りやすくなる制度や、
その間の住居費のための何らかの補助など
何か手立てはないものでしょうか？
お薬にかかる健保組合の費用負担の分を
お薬以外の補助にまわすことの方が
有効なこともあるのではないでしょうか？
もしくは、豊富温泉の成分を分析することで
何かしらの有効なクスリなどを作ることは出来ないのでしょうか？
豊富温泉は含よう素ーナトリウムー塩化物泉（弱アルカリ性高張性温泉）
と含よう素ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉（弱アルカリ性高張性冷鉱泉）
の二種類の泉質かあるそうです。
成分に多く含まれる重曹・ホウ素は皮膚を綺麗にする・殺菌効果が高く、
温泉の油分は保湿保温効果が高いと言われ、
油分に含まれるタールが抗炎症作用を発揮すると考えられているそうです。
メタケイ酸、メタホウ酸、マグネシウムが高い濃度で含まれ、植物起源の有機質からなるモール泉も相まって、皮膚に多角的な面から効果があると藤沢先生が
仰っています。
北海道では、豊富温泉が皮膚疾患に有効なことは
かなり知られているそうで、
NHKの取材が来ることもあるらしいです。
皮膚疾患に苦しむ人達が、
もっと楽に、誰もが湯治ができる制度、
もしくは、本当に副作用のない効果的なクスリが出来ないか？
アトピーは現代病とも言われ、
いつ誰が急に発症するか分からない、
発症して重症化すれば、
大人も子供も、とても辛い病気です。
どうか、苦しむ人が、一人でもいなくなる世の中に
なりますように・・・。
