北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

晴れた日の休日、自転車で、、、

 

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 この日曜日は、豊富の365日の中で、

きっと一番、心地よい一日だったと思う。

 からっと晴れ渡った青空が遠く広がり、

太陽の日差しは照りつけるのだけれど、

北の国特有の、ひんやりと冷たい風が吹き付けるので、

爽快そのもの・・・。

 家に籠もっているのはもったいないので、

長男の提案で、

森の中の隠れ家的工房、レティエまで

自転車で・・・。

 スマホの地図で検索したら、

豊富駅から徒歩19分という表示。

いや、そんなに近いわけないよね・・・?

レティエが2つあるの?

行ってみたら、「レティエまで6キロ」

という看板があった。

やっぱり・・・。

 道の両側に広がる、緑の牧草地帯。

牧草ロールが転がり、

牧場の名の書かれた剥げた看板。

 遥かに霞んで見える利尻富士

立ち枯れたエゾニュウ。

 分岐点から6キロ先の左折地点まで、

風を切って走る。

 時折追い越して行く車以外には、

誰にも出会わない。

 延々と続く道に少し不安になって、

「行き過ぎてないよね?」

スマホの地図を何度か確認し、

「もし、行き過ぎてたとしたら、

2キロ先の分岐点で気がつくから、大丈夫。

2キロくらい、引き返してもなんてこと無いよ!」

という長男の言葉に力を得て、

また3人で走り出す。

 

 何度かアップダウンを繰り返し、

前方に上り坂が見え、

あれを昇るのか・・・

と、ちょっとうんざりした時、

手前にレティエの看板が見えた。

 そこを左折するとすぐに目的地に到着。

 

 普段は金土曜日しか開いてないレティエ。

8月だけは日曜日も営業している。

 私達が到着すると、

狭い店内で、7、8人の人が並んでいた。

 前にも書いたけれど、

ここレティエのジェラートは乳牛の餌にまで拘り、

無添加で作られているので

食の安全に拘りがある方には

是非オススメしたい・・・。

 次男は、木苺とハスカップ

長男は木苺とミルク、

私はココナッツとヨモギジェラートを頂いた。

 緑に囲まれて食べるジェラートは格別・・・。

 

 窓の外に子馬が見え、

庭に出てみると、

その先の柵の中には

豚が数匹、泥の中でしきりにわらを食べていた・・・。

こんな間近に豚を見たことってなかったなあ・・・。

 

 

 車で行くなら、目的地までたった10分。

あっという間に着いてしまう。

   お目当てのジェラートアイスを食べたら

帰るだけ・・・。

 車という手段のない私たちにとっては、

レティエは手軽に行ける場所では無いけれど、

晴れた日の休日、

北海道の短い夏の日の

小さな冒険旅行のような

小さな発見が沢山の

思い出いっぱいの一日になりました。