北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

次男のこと~重度のアトピーに生まれて その3

幼稚園に入る頃、アトピーの症状が少し穏やかになった。

しかしその少し前から耳が聞こえないと言い出し、耳鼻科に行くと、

浸湿性の中耳炎という。

ここから数年に渡り耳鼻科通いが始まる。

はじめは軽く考えていたが、2年を超えても治らないのはおかしいのではと考え、

大学病院へ。

扁桃腺とアデノイドが異常に肥大化しているため切除手術が必要とのこと。

入院の予定を組んで準備していたある日、次男が突如、耳が痛いと火がついたように泣き出した。

医者に電話したら救急車を呼ぶように言われ、救急車で大学病院へ。

鼓膜が破れていて、手術は延期になった。

 

幼稚園の年長さんの夏休み、やっと手術し、鼓膜に穴を開け管を通した。

全身麻酔でぐったりしている次男。

扁桃腺とアデノイドを取る手術は、大人でも激痛らしい。

真っ青な顔で痛みに耐え、身動きもできずにいる小さな彼。

生まれた時から辛いことばかりで、ごめんね・・・。

ママに出来るのは、側で見守ってあげることだけ・・・。

他の誰よりも沢山、抱きしめてあげることだけ。