次男のこと~重度のアトピーに生まれて その2
ベビーカーに乗せて出かければ、可愛いベビーが乗っていると思い覗き込んだ人が
ぎょっとする・・・。
血だらけの次男。
虐待じゃないです!
心の中で言い訳をする。
「大きくなれば治るわよ。」
根拠のない慰めを何度も聞いて、微笑みながらそっとため息。
ステロイドを恐れてはいけない!
お母さんの付け方が悪い!
いくら処方された薬をつけても、強いかゆみで掻きむしり、悪化した次男を診察に連れて行く度、医師に叱咤される。
はじめは短期間付けるだけと言われたステロイドは、いつしか長期になり、どんどん強くなる。
医師に質問しようとすれば、露骨に嫌な顔。
待合室には、満員のお客様・・・。
途方に暮れていた幼児期。