北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

小鹿公園の小鹿

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   先週の日曜日、自転車でレティエへ行った帰り道。

先頭を走る長男が、

こじか公園って、子鹿がいるの?」

と、突然聞くので、

こじか公園ていう名前の公園でしょ?

子鹿がいる訳じゃないでしょ!」

と答えると、

「いや・・・

だって、鹿がいるんだけど・・・。」

と言う。

 「???」

地図に書かれた「こじか公園」という文字を見た時、

そういう名前の小さな広場か何かを、

勝手に想像していたので、

本物の子鹿がいる公園だとは、夢にも考えていなかった。

 「本当だ!鹿がいる!」

車道の右方向の奥に「こじか公園」という看板が見え、

柵の向こうに鹿が見え隠れしている。

 近くまで行ってみた。

私達が近づくと、2,3匹の鹿が近寄ってきて、

柵に向かって顔を突き出す。

更に近づくと、

近寄って来た鹿の背後にいた沢山の鹿たちが

一斉に逃げ出した。

 柵の中は結構広くて、立派な角をはやした大きな鹿もいれば

まだ頼りない幼い鹿もいる。

 以前トナカイ牧場でトナカイを観察していた時も思ったのだけれど、

彼らは集団で行動し、

体の小さな仲間が休んでいる時や、

餌を食べている間は、

体の大きな者が、その周りを囲み、

しっかりと足を踏ん張って見張っていたり、

周りをぐるぐる回っていたり・・・。

 熊などの猛獣に比べたら、1匹1匹では

とても弱い存在ではあるけれど、

こうやって群れをなして、

当たり前のように弱い存在を守ろうとする習性は

動物の本能なのか・・・?

 

 ひとしきり草を食べた後で、

1匹が走り出すと、一斉に集団で走り出した。

かなり速い。

子鹿が大きな鹿の後を追って走る。

微笑ましくて、そんな風景をビデオに収めた。

 

 そして、その帰り道。

サロベツベニソンの看板が見え、

「ベニソンって言うのは鹿の肉のことなんだよ。」

と次男。

「ここで、鹿肉が買えるらしいけど、

今度買ってみる?」

と私が聞くと、次男の顔が固まった・・・。

「・・・もしかして、

さっきの鹿の肉を、ここで売ってるの?」

「え・・・?

いや、まさか・・・

違うと思うけど・・・。」

 

 多分、当分鹿の肉は買えない思う・・・。

 

 

ps:この辺りでは、鹿肉でジンギスカンをします。

   ジンギスカンというと、鹿肉だったりします。

   ふれあいセンターでも、鹿肉のジンギスカンは人気メニューで

   観光客の方は皆さん召し上がるし、

   ふるさと納税でも御礼の品として人気です。

   あしからず・・・。