北の空から~アトピー湯治留学 豊富温泉へ移住

アトピーの息子と北海道の北の端の豊富温泉に湯治留学するまでの出来事とそこでの日々を綴ります。

本格的な寒さがやって来た・・・

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  今日は朝から激しい雨と風。

本格的な寒さがやって来たと感じるこの頃。

天気の変わるのも早いので、

午後には、朝の天気が信じられない程の青空が見えました。

とは言っても、裏ボア付きのジャケットを羽織っても寒くて、

もう冬物のコート必須だなあ・・・と

風に飛ばされそうになりながら、前屈みで買い物へ。

 

 次男の周りでは風邪をひいている人が増えているようで、

早速頂いてきた彼は、

「喉が痛い・・・。」と学校を休んで寝込んでいます。

本当は膝裏が痒いので、温泉に行きたいようなのですが、

それも今日はお休みです。

  

 庭に咲いていた私のお気に入りだった紫色の花も、

風邪に吹き飛ばされ、無残にちぎれてしまっていました。

豊富に咲き乱れていた花たちも

いつしか元気をなくして、

確実に、北の国の冬の季節が近づいて来ています。

 

 

 

建築費300万円の補助がもらえる?~豊富町サロベツ住宅建設支援事業制度

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 ちょっと前に、新しくてきれいな家が多い、

というような話をしたと思いますが、

それと関係あるのかどうかは分かりませんが、

回覧板が回ってきた時に、ちょっと気になる内容がありました。

豊富町に住む住人の方が、一定の条件の下、住宅を建築する際に、

100万円、若しくは300万円の補助が、町から貰えるらしい。

普通の住宅は100万円。サロベツ住宅というものには300万円。

サロベツ住宅、というのがどうゆうものなのか、具体的には分からなかったけど、

雪国用の特別な仕様があるのかしら?

 

ここは日本の最北端。

東京近郊と比べれば、土地代は驚くほど安いし、

建築費も東京より安いと聞きました。

広い敷地に、ゆったりとした一軒家。

 

そして、息子に言われて気づいたんだけど、

家の周りに塀がないお宅がほとんど。

雪が降れば塀は雪に埋もれてしまうし、

塀があると雪かきしづらいからだと思うけど、

家と家の境界が曖昧で

どこからどこがどちらの家なのか分かりづらい。

一つひとつの家が

塀で囲まれてないから、

尚更に広々として感じるんですね・・・。

 

都会の慌ただしい人間関係に疲れたら・・・

こんな選択もあるのかも知れません。

 

 

 

君の頑張りが嬉しかった・・・!

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 今日は息子の小学校のマラソン記録会でした。

練習の時の順位が思ったより良くて、6年男子の中で3位だったとかで、

本番も頑張るから。応援に来て!

と。

「本番は、みんな本気出すから、順位は落ちると思うよ。」

と釘を刺したもの、

張り切って出かけました。

 

結果は、8位。

それでも、私にとっては凄いと思う。

何より私の記憶に残っているのは、

彼が幼稚園年長だった時のマラソン大会。

ビリなんて生易しいものでは無くて、

彼の前を走っていた子がゴールしても、

彼はまだ遥か後ろ。

それも、顔を真赤にして、

呼吸は荒く、

首はもうグラグラで、

半分白目を剝いているような状態で、

園長先生に伴走されながらゴール。

その数ヶ月前、彼は手術で、扁桃腺とアデノイドを

除去していた。

そのせいなのかどうかは分からないが、

明らかに異常な様子と、

それでも走ることを辞めなかった次男の姿を思い出すと、

今でも涙が溢れそうになる。

あれ以来マラソン大会では、

私の中では、「完走すること」で十分という思いがある。

だから、

8位なんて、凄いよ!

「おめでとう!」

我が家のミルクラーメン

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 今日の豊富は、日差しがあって日向はちょっと汗ばむくらいなのですが、

風が冷たいので、とても過ごしやすい一日です。

 

 最近食事のメニュー、特にお昼ご飯がワンパターンだなあ・・・と思っている方がいたら・・・。

 フェルムならぬ、我が家のミルクラーメンをご紹介。

大雑把な私が作る、大雑把な一品なのですが、

まず、お鍋にいつもの半分くらいの水を入れ、

コンソメの素と塩、胡椒を少々。

その日手元にある野菜、きのこ、

肉類(ソーセージやベーコンでもOK)を入れてゴトゴト茹でる。

そしてお水と同じくらいの量の牛乳をドボドボと入れ、

煮込む。

 

別の鍋で、業務用の生ラーメンをたっぷりのお湯で、

さっと茹でる。

茹で上がった麺をスープに入れて、生卵を落としてかき混ぜる。

とろけるチーズを入れても良し。

カルボナーラをイメージして作る。)

 

お野菜が高くて手に入りづらいなら、

もやしでも美味しいです。

 

以前は、家で作るのはインスタントラーメンばかりだったのですが、

最近は、ミルクラーメンが我が家の定番になりつつあります。

牛乳を入れることで、まろやかな優しい味になります。

 

アレルギーの次男のことを考えると、

市販の即席ラーメンはちょっと心配だったので、

これなら安心して汁まで飲めるかと・・・。

 

最近の身体測定で、春よりも体重が減っていたという次男!

それでなくても身体が小さくて、こんなに小さいままで

来年中学の制服を着るの?・・・と心配してるくらいなのに・・・。

アレルギーの様子を見ながらも、

できるだけ乳製品を食べさせて、大きく育てたい・・・!

 

ミルクラーメンはそんな我家の食卓にはピッタリなのです。

 

出来上がりの画像は・・・?

秘密!

ご想像にお任せします・・・。

 

 

 

 

 

フェルムのミルクラーメン

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 美味しそうでしょう?

豊富名物、フェルムのミルクラーメンと豚しゃぶ冷麺です。

 

ラーメンにミルク?

ちょっと意外な組み合わせ・・・。

だけど、結構合うんです!

 

先日もお話したように、ここ豊富は牛乳の町。

人より沢山の牛が暮らす町。

だから、名物というとやっぱり牛乳!

そこで、フェルムではミルクラーメン以外にも

豊富の新鮮な牛乳を使ったメニューが沢山。

ソフトクリームは勿論のこと、

野菜や果物を使ったスムージーの種類も豊富・・・。

250円払えば、何と、牛乳飲み放題!

 

店内は決して広くはないので、

すぐに満席になってしまうかもしれないけれど、

晴れた日なら、外のベンチや

ブランコに揺られながら、

テイクアウトのソフトクリームやドリンクが楽しめます。

 

食事だけじゃなく、

店内には、地元の人達の手作りの雑貨なども

おしゃれに展示販売されていて、

お食事帰りに覗いてみるのも楽しみかも・・・。

 

 

豊富町は牛乳の町

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 日によってなのですが、

たまーに、なのですが・・・

窓から入って来る風に、何とも言えない

おそらくは、牛さんの匂いと思われる微妙な香りが・・・。

 

 そう、ここ豊富は、牛乳の町でもあるのです。

人口4000人に対して牛の数14,500頭。

牛の方が断然、多い!

 

 豊富で作られる牛乳は、

北海道ではセコマ、でお馴染みのコンビニ

セイコーマートの牛乳やヨーグルトに使用され、

ソフトクリームにも使われています。

 

 牛乳公社では、牛乳やヨーグルトを出荷していて、

道内ならセコマ、道外ならウェルシアで、豊富のヨーグルトが

手に入るとのこと。

  

 アレルギーのこともあり、牛乳が苦手だった息子だけど、

ヨーグルトは大好きだし、

苦手だった牛乳も、

去年、湯の花荘で、可愛がってくれた大好きなお兄さんが

働いている牛乳公社の牛乳、と思うと

ひと味もふた味も違って感じるようで、

家でも、少しづつ飲むようになりました。

(アレルギーを起こすと困るから、一度に沢山は飲めないけど・・・。)

 

 

 

 

 

 

豊富の町を歩く・・・

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 今日の豊富はスッキリとした青空が広がっています。

珍しく、今週1週間の天気予報は晴れマークが続いてる。

だけど・・・風が吹いて、もうかなり肌寒いです。

朝から炬燵を付けてます。

息子の友だちの家庭でも、もうストーブを焚いているそうです。

 

 そんな豊富の町。

町を歩くと、新しくてモダンな家や、

カラフルで可愛らしい家や・・・

とにかく、素敵な家が沢山、目に付きます。

東京や埼玉とは違って、

土地は無限にあるから、

30坪にも満たない土地に、細長い3階建て・・・

なんてありえません。

広々とした庭に色とりどりの花が咲き乱れ、

新鮮な野菜を作り、

ゆったりとした間取り。

 

その一方、朽ちかけた建物、もしくは朽ち果てた建物、

も多く目につくのです。

トタンの屋根や壁が錆びつき、

建物全体が傾き、今にも崩おれそうな建物たち・・・。

 

そういう建物を見ると、

「時の流れ」というものを、とても身近に感じます。

そして、私はいつの間にか、その建物たちがまだ、

ピカピカだった頃に想いを馳せているのです。

 

 今の豊富は、商店だった頃の名残はあっても、

閉じたままの建物が多く、

町を歩く人も殆ど見かけません。

昔、炭鉱の町として栄えた頃には、

それらの商店には活気があって、

町往く人も、もっと沢山いたに違いない・・・。

人が集まれば、商売はますます盛んになる・・・。

そんな時代が、この町にもあったろう・・・。

 

 今はもう、誰も住まなくなった住宅にも、

かつては、そこに住む、何世代かの人たちの生活があって、

笑ったり、喧嘩したり、慈しんだり、恨んだり・・・

忙しない人々の営みがあったろう。

 

 一歩一歩、道をゆく私の、一瞬先は未来で、一瞬後は過去。

そうやって、私達は時の流れの中を、歩いているんだなあ・・・

と、時間旅行してしまう、

私にとっての豊富の町は、そんな町なのです。